金属の表面の色は時間の経過とともに少しずつ変化して行きます。
磨き上げた素の色は美しいものですが、古美色になってもそれぞれに味わいがあります。
私の制作では、シルバーはあえて古美をかけたり、金やロジウムのメッキをかけることが多いです。
真鍮の場合は、今のところメッキをかけて仕上げることが多いですが、緑青仕上げなど、薬品を使って錆びさせたり黒くする方法もあります。
今回はカラーラッカーによる塗装も試みています。
真鍮にラッカー塗装をする時は、非鉄金属用のプライマー(下地剤)を下塗りすると密着させることができます。
メッキや塗装などをする前には、表面の酸化膜(錆)などをしっかり落とす必要があります。
リューターブラシを使っていますが、細かいところは届かないため、先の細いリューターポイントなどを使ってあの手この手で磨いています。
昨日はネットで入手できなかった塗料を買いに「手」のマークのお店へ行きましたが、そのメーカーの物は取り扱いがなく、検索してお茶の水に扱っているお店を見つけたので、急遽向かいました。
最近は行くこともなかったのですが、予備校生時代(遠い昔)に画材を買ったことのある懐かしいお店です。
昔の面影はなく新しくなっていましたが、探していたカラースプレーもずらっと綺麗に並んでいました。
というわけで、昨日は雨の中、渋谷経由でお茶の水まで遠征したので久しぶりに8000步超え。。。
時間がないので急ぎ足でしたが、お茶の水の街はできればまたゆっくり歩きたいと思いました。