
MAD About Jewelry 2026
Museum of Arts and Design(MAD、ニューヨーク)で毎年5月に、MAD About Jewelry というイベントが開催されます。
今年は、昨年バルセロナでもお会いした MAD のキュレーターにお声がけいただき、参加させていただくことになりました。
特に、色を使ったシリーズをたくさん出品してほしいとのご要望をいただいています。

Yasuko Kanno
サイトには私のページも作って頂いています。
色を使ったシリーズ:セラミック電着塗装の技術を制作に取り入れ始めたのは、実はごく最近のことです。
新しい手法へのささやかな戸惑いや、先に取り組まれている作家のかたへのリスペクトの気持ちもあって、なかなか手を出せないでいたのですが…
カラースプレーでの着色とはまた違う質感を得られるのではと常々気になっていたので、昨年の個展を境に小さなこだわりから自分を解放することにしました。
いざやってみると、皮膜は薄く透明感があるにもかかわらず、発色と強度に優れていて、気づけば少しずつ深みにはまっていきました。
そのタイミングで MAJ 出展へと背中を押して頂いたいきさつもあり、どっぷりハマることを余儀なくされ、これまでになくこれでもかというほど色と向き合っています。

金属の表面はとても敏感で、ほんのわずかな違いが即座に色へと反映されます。
これは伝統的な色揚げの技法にも通じるところで、表面上のことではあるけれど——「色」というのは一瞬にして印象をがらりと変えてしまう、不思議な要素だと改めて感じています。
桜がまもなく満開とのことですが、まだ肌寒いせいか何となく実感がわきません。
ゆっくり咲いてほしいなと思います。
